コーポレートガバナンス
コーポレート?ガバナンスに関する基本的な考え方
当社のコーポレート?ガバナンスに対する基本的な考え方は、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を経営上の最重要課題と位置付けており、その実現のために、コーポレート?ガバナンス体制の充実が不可欠と考えております。コーポレート?ガバナンス体制の充実に向けて、経営環境の変化にも迅速に対応できる組織体制を構築し、上場企業として公正かつ透明性をもって経営にあたるという姿勢を貫き、企業の社会的責任及び企業倫理の確立に向けた社内体制の整備を進めてまいります。
企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
当社は、企業統治の一層の充実を図ることを目的に監査等委員会設置会社へ移行しております。複数の社外取締役を含む監査等委員である取締役に、取締役会の議決権が付与されることにより、監査及び監督機能の強化が図られ、コーポレート?ガバナンス体制の一層の充実と強化を実現することができ、当社の企業価値の継続的な向上に資するものと判断しております。
なお、当社の取締役会は、取締役(監査等委員である取締役を除く)4名と、監査等委員である取締役3名にて構成されており、取締役全7名中3名(構成比42.9%)が、東京証券取引所の独立役員として届出をしている独立社外取締役です。
各機関の具体的な内容は以下のとおりです。
取締役会
取締役会は、監査等委員である取締役を除く取締役4名と監査等委員である取締役3名(うち3名全員が社外取締役)の合計7名で構成しております。取締役会においては、経営方針等の重要事項を審議のうえ決定するとともに、業務執行内容を相互に監督する機能を有しています。取締役会は、毎月1回開催の定例取締役会を開催するほか、必要に応じ臨時取締役会を開催しています。
監査等委員会
監査等委員会は3名の社外取締役である監査等委員で構成されており、取締役の業務執行に関する意思決定の適合性?妥当性、内部統制システムの構築?運営、会計監査人の監査の方法及び結果について監査を行い、会計監査人の選任?解任の要否について検討しております。
コーポレート?ガバナンス体制(監査等委員会設置会社)

リスクマネジメント
経営戦略リスク、法令遵守リスク、環境保全リスク、労務リスク、品質リスク、財務リスク、販売戦略リスク、IT関連リスクなど企業活動には様々なリスクが伴います。そういったリスクを低減し、不測の事態にも迅速に対応ができるよう、当社グループではリスク管理規定を定めています。リスク管理規程に基づき、社長が選任するリスク管理担当責任者を委員長とするリスク管理委員会を設置しています。
リスク管理委員会
多角的な観点から、社内に存在するリスクの特定?識別を行い、リスク評価を行います。その上で、リスクに対する対応、リスクの発生要因、リスク防止発見体制、モニタリング状況等を各部署長へ指示?報告します。また、各部署における規則の制定や研修の実施、マニュアルの作成?配布の際に指導を行います。
リスク管理委員長
全社リスク管理の統括責任者として、委員会で得たリスク評価結果に基づき、リス管理の状況を取締役会及び監査等委員会に報告します。
コンプライアンス
会社はさまざまなステークホルダーに支えられ、利益成長を目指す一方で、その事業活動が社会に認められなければ存在できません。コンプライアンスは会社の誠実な事業活動を支える根幹であり、計上される利益はコンプライアンスに裏づけされたものでなくてはなりません。私たちは、一人ひとりの自律的かつ倫理的な行動によって誠実な企業風土をよりよいものにし、健全な労働環境と私たちを取り巻くステークホルダーとの良好な関係性を築くことが最も大切だと考えています。そこで、MARUWAのコンプライアンスに対する基本的な考え方をまとめ、国内外におけるMARUWAグループ共通の行動基準として「コンプライアンス?マニュアル」を作成。グループ従業員に配布し、その内容の周知?遵守を徹底しています。
コンプライアンス?マニュアル
人権の尊重
独占禁止法および関連諸法の遵守
下請法の遵守
インサイダー取引の禁止
情報の適切な取り扱い
贈収賄の禁止
利益相反行為の禁止
各種業法の遵守
安全保障貿易管理
輸出入手続
知的財産権の尊重
情報システムの適切な使用
反社会勢力との関係遮断
環境保全
適正な経理処理?税務申告と適正な会社情報の開示
不正競争の禁止
会社財産の尊重
